こんにちは、あだちマン(@h2tomohiroo)です。
僕は未経験からエンジニア転職するまでに、プログラミングスクール選びに失敗して30万円ほどを無駄にしてしまったり、エンジニアを志してから、実際に今の会社に内定をもらえるまでに、約2年間もかかってしまいました。
しかも、その2年間のうちの最後の半年間ほどは、会社を退職し、借金があった状態で新聞配達のアルバイトなどをしながら勉強を進めたものの、何の成果も得られなかったので、本当に苦しかったです。
今は上場企業にエンジニア転職できたので良かったですが、今振り返るとかなり遠回りしてしまったと思うので、後悔しかありません。
これから未経験からエンジニア転職を目指す方には、最短・最速で納得のいく会社に転職してほしいので、エンジニアになった今の僕が考える、未経験から確実&最短・最速でエンジニア転職するためのステップをご紹介します。
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2年前の自分は、会社辞めて、新聞配達のアルバイトしてたんですよね。しかも消費者金融で借金80万くらいありましたw 今は借金返済して、正社員で働いてるので笑い話ですが、人にオススメできませんし、かなり時間を無駄にしました。良くいうと、こんな状態からでも未経験からエンジニアになれます笑
— あだちマン@Webエンジニア (@h2tomohiroo) November 19, 2018
①なぜエンジニアを目指したいかを、ちょっとだけ考えておく
エンジニア転職する場合、必ず「なぜ、エンジニアになりたいのですか?」と聞かれます。
9割以上の確率で聞かれると言ってもいいくらいです。
僕は「自分でWebサービスをつくりたい」という理由でエンジニア転職しました。
エンジニアになるのに、崇高な理由は必要ありませんし、僕のようなありきたりな理由で十分だと僕は思っています。
ただ、必ず「なぜ」その理由なのかを自分なりに説明できるようにしておいてください。
先ほど言ったように、エンジニアとして就職する場合には必ず面接で「なぜエンジニアを目指すのか」「エンジニアとして何がしたいか」は必ず聞かれるからです。
最初のうちから明確な理由は必要ないですが、面接の段階ではしっかりと話せるように、なんとなくで良いので、意識して考えておくと良いと思います。
どんな理由でも良いですが、自分の中でその理由が腹落ちしていて、人に自信を持って伝えられないと、面接時に苦労することになるので、意識しておきましょう。
下記のような理由例に対して、なぜ?なのかを考えておこう
- Webサービスを自分でつくりたい
- プログラミングが好き
- 手に職をつけて安定した職につきたい
- フリーで在宅・リモートワークしたい
- 将来、起業したい
- ブラックな環境を抜け出したい
②エンジニアとして、やっていけそうか見極める
正直言って、エンジニアは、万人にオススメできるような、簡単な仕事ではありません。
僕は実際にエンジニア就職して分かりましたが、エンジニアの勉強に終わりはなく、知識やスキルのキャッチアップも大変です。
そして何より、根本的にプログラミングが苦手・辛いと感じる方にとっては、かなり苦痛な仕事になってしまいます。
なので、まずはプログラミングの勉強が自分に合いそうか、好きとまではいかなくても、続けられそうかどうかを確かめてから、エンジニア転職を目指すことをオススメします。
もし、プログラミングの学習が続かない場合は、エンジニア就職・転職を"しない"という選択肢も検討しましょう。
別にエンジニアになったらからといって将来安泰なわけでは全くありません。
自分に向いていなかったり、続けていく自信がない場合は、「エンジニアにならない」という選択は、ごく自然な選択です。
なので、ちょっとエンジニア転職に興味を持ったからといって、いきなり会社を辞めて、プログラミングの勉強やエンジニア就職一本に絞るようなことは、危険過ぎるので辞めましょう・
実際に僕は、エンジニアとしての就職が決まっていないにもかかわらず、前職の会社を辞めてしまい、その後転職活動が散々で、半年間を無駄にしました。
今振り返ると、エンジニアを目指すからと言って、すぐに会社を辞める必要など全くなく、会社で働きながら勉強して、貯蓄をしておけば良かったと後悔しています。
まずは、今の会社を辞めずに、働きながら基礎学習を進めて、プログラミングの勉強を進めていけそうか見極めながら、いざ転職やスクールに通う場合に備えて、貯金をためておくことが賢明です。
具体的に、エンジニアとしてやっていけそうかどうかを見極める方法として、下記の2ステップを試してみてください。
【STEP①】Progateの本格的なWebサービスを作成しよう Ruby on Railsコースの学習が1ヶ月続くかどうかやってみる
Progateの本格的なWebサービスを作成しよう Ruby on Railsコースを1周通して続くかどうか試してみましょう。
知識0の状態だとなかなか大変ですが、5割程度の理解でまずは1周してみてください。
この学習が1通り最後まで終わらなかったり、1ヶ月学習が継続できない場合は、本当にエンジニアになりたいかどうか自体が怪しいので、エンジニアになることを再検討しましょう。
ただ、1ヶ月学習は継続できているが、内容自体が難しくてなかなか前に進めないのであれば、エンジニアを諦める必要はないです。
Progateが1回ですんなりスラスラと解ける方は、記事下の【独学で目指すか、スクールに通うか】のステップに進みましょう。
Progateの内容が1回ではあまり理解できなかった方は、STEP②に進みましょう。
【2STEP】迫さんのSkillHacksをやり抜けるかどうか
もしProgateが思うように理解できなかった方や、学習があまり継続できなかった方で、エンジニア転職を諦めきれない方は、エンジニアブロガーの迫さんのSkillHacksを受講しましょう。
こちらの教材は、他の教材に比べて圧倒的にプログラミング学習で挫折しない教材です。
この教材をやって、プログラミングが続かない場合や、挫折する場合は、エンジニア自体が向いていない可能性が高いので、すっぱり諦めることをオススメします。
そのくらい、この教材は分かりやすく、初心者の方でも、無理なく続けることができます。
実際に僕もこの教材を買って受講してみましたが、「自分がエンジニアを目指した当初にこの教材がほしかった...」という言葉以外見つかりませんでした。
この教材はエンジニアを目指すか or 目指さないか、を判断しやすい初心者に最適な教材なので、心からオススメします。
③スクールに通うか、独学で転職を目指すかを見極める
エンジニアとしてやっていけそうと判断したら、スクールに通うか、独学で目指すか、を検討しましょう。
独学でエンジニア就職を目指して半年間を無駄にした筆者としては、9割の方にはスクールに通うことを強くオススメしますが、独学でも就職自体は実現可能だと思います。
ただ、個人的には、独学で目指せる方と目指せない方がいると感じるので、その判断基準をお伝えします。
独学で就職を目指す場合のレベル見極めポイント
- ①自分でオリジナルサービスを1ヶ月でリリース(デプロイ)まで行える
- ②Railsチュートリアルリアルが独学で1ヶ月で問題なく進められる
独学での就職を目指す場合の目安として、自分でオリジナルサービスをリリースできるか、を一つの目安にするのが良いと思います。
簡単なものでも、リリースまで独力でできるのであれば、独学で就職を目指せるレベルと言えると思います。
また、オリジナルサービスをリリースしていなくても、Railsチュートリアルの学習が問題なく理解できて、1ヶ月程度で8割ほどの理解で学習を終えられる人も十分、独学でエンジニア就職を目指せるでしょう。
上記の肝としては、"1ヶ月"という期間です。
2~3ヶ月以上かかる場合は、さっさとスクールに通う方が賢い選択です。
要は、1ヶ月という短期間で初学者には難しいハードルを超えるられる方のみ、独学での就職も"アリ"だと僕は思っています。
ただ、上記の基準は決して簡単ではないので、9割の方はスクールに通った方が良いと思います。
最近はスクールを批判するような意見もTwitterで見かけますが、しっかりと学習すれば、十分に未経験からエンジニア転職できますし、エンジニア転職までの期間を大幅に短縮でき、かつ、独学では受験できないような企業にスクール経由で選考を受けられます。
スクールに通うと決して安くない費用がかかってしまうので、スクールに通うことを躊躇する方やそんな高額な金額を払ってスクールに通うことに否定的な方もいらっしゃいますが、僕としては、未経験からエンジニア転職したいなら、スクールに通った方が手っ取り早いと思います。
そして独学で就職を目指せる方でも、スクールを活用することで、より自分のいきたい業界や企業にいける確率が高まるので、金銭的に余裕があればスクールを活用したほうが良いです。
独学での就職を目指すのは、上記のように理解度の早い方で、 -「スクールに通うお金がないけど、どうしても今すぐエンジニアにならないといけない理由がある」 -「既に自分の行きたい優良企業から内定オファーをもらっている」
といった方が対象になるでしょう。
④独学で目指す場合
ポートフォリオを作成することに全力を注ぐ
独学でエンジニア転職を目指す場合、Progateなどでの学習はそこそこにして、ポートフォリオとなる、オリジナルサービスの開発に注力しましょう。
結局は自分のスキルや成果を証明できるものがなければ、企業に応募しても、多くの場合、面接まで進むことができません。
独学で目指す場合、ポートフォリオ作成はほぼ必須といえるので、Tehcpitなどを活用して、自分のオリジナルサービスをつくりましょう。
オリジナルサービスと言っても、すごいものをつくる必要はなく、TechPitやRailsチュートリアルなどの教材をちょっと変化させて、自分の作りたいサービスにアレンジした程度で十分です。 学んだ内容をもとに自分が作りたいサービスや機能と開発して、カスタマイズさせましょう。
ポートフォリオのレビューをしてくれるメンターを探す
自分で独学で学んでいたのでは、どうしても身につくレベルに限界があります。
そして、現役のエンジニアの方に聞けばすぐに分かるようなことや、エンジニアでは当たり前な視点も独学では抜け落ちがちです。
そこで、定期的に自分のコードをレビューしてくれるメンターを探しましょう。
MENTAなどで経験豊富や現役エンジニアの方を探して、自分にあったメンターに指導してもらうことで、コードの質や開発時の着目ポイントが変わってくるので、メンターをつけることは強くオススメします。
半年以内に内定をGETできなければ大人しくスクールに通おう
独学でエンジニア就職を目指す場合、ある程度期間を決めて就職活動を行いましょう。
3ヶ月〜半年ほどを目安に、Twitterやエージェントを活用して就職活動を行い、もし内定を1つもGETできない場合は、 そのまま就職活動を進めてもエンジニア就職できない可能性があるので、大人しくスクールに通うことをオススメします。
半年程度で内定が出ない場合は、 - ①スキル・実力が足りていない - ②そもそも未経験で採用してくれる企業に十分に応募できていない
ことが考えられます。
どちらに関しても、スクールに通うことで、独学とは比べものにならないほど、確実な実力と、企業への応募数の絶対数を増やすことができます。
お金に余裕がある方は、TECH::EXPERT、DMM WEBCAMP、Dive into codeあたりから比較検討すると良いでしょう。 お金はかかってしまいますが、ポテパンキャンプだと10万円ほどと、比較的リーズナブルに受講できます。
⑤スクールに通ってエンジニア就職を目指す場合
スクールに通える貯蓄があるか
スクールに通う場合は、まずスクールの費用や会社を辞めてスクールに通う場合は、生活費などの貯蓄も必要です。
僕の計算だと、大体60万〜80万円ほど貯蓄があれば、会社を辞めてスクールに通えると思います。
もし今現在、十分な貯蓄がない場合は、働きながらスクールに通う方法もあります。
TECH::EXPERTやDive into Codeでは、社会人として働きながらのコースも準備されているので、検討してみてください。
どのスクールにするか
スクール選びは、正直、かなり重要です。
僕はTECH::EXPERTを卒業して、希望の企業に就職できたので、TECH::EXPERTを選んで心から良かったと思っていますが、最近では、優良なスクールが増えてきたので、下記の記事を元に、自分に合うスクールを選びましょう。
スクール決定後は十分な事前学習をして臨もう
どのスクールに通うかを決めたら、スクールの教材を先行して進めるなどして、事前学習を十分に行って受講に臨みましょう。
事前学習ができない場合は、ProgateやSkillHacksの復習を十分に行っておきましょう。
就職活動の方法
就職活動を行う方法を下記に挙げてみました。
本気で就職活動を行おうと思えば、これくらいあると思います。
- プログラミングスクール経由
- エージェントを活用する
- Twitterで募集する
- Wantedlyで探す
- 企業に直接応募する
- 知り合いから企業を紹介してもらう
スクール経由での就職活動
正直、これが一番楽で、最も効率が良いです。。
僕が通っていたTECH::EXPERTは、わざわざ企業側からスクールに説明会にきてくれていたので、メチャメチャ効率的に就職活動を進めることができました。
また、単純に効率的なだけでなく、一般のエージェントや自分で応募してくれないだろう企業に対して、スクール経由で応募できることは非常に大きなメリットです。
僕はこの恩恵を大いに受けて、今の会社に入社することができました。
スクールを受講することによる、就職活動時のメリットは想像以上に大きいので、独学で就職を目指せそうな方もスクール受講することをオススメします。
転職エージェントを活用する
転職エージェントは、担当者の方の当たり外れがあります。
エージェントはメインで積極的に使うというよりも、良い担当の方について頂けたり、受けたい企業の案件が合った場合に活用する程度が良いです。
また登録する場合は、リクルートなどの大手エージェントではなく、IT/WEB業界専門、あるいは、エンジニア専門のエージェントのみを利用するようにしましょう。
僕は最初、独学でエンジニア転職を目指していたときにリクルートやエン・ジャパンなどの大手総合エージェントに登録しましたが、担当者の方がWeb業界やエンジニアという職種に詳しくなかったり、保有している案件も未経験者を対象とする案件が、ほとんどありませんでした。
Geekly,ポテパン,レバテックキャリアの3つほどに登録しておいて、良さそうな案件や、親身に対応してくれる担当者の方についてもらえたらラッキー、程度のスタンスで利用しましょう。
Twitterで募集する
エンジニア転職において、Twitter転職はもはや、定番になってきています。
自分の希望条件を下記のように箇条書きにしてツイートしてみましょう。
いくつか連絡をくれる企業が出てくるかもしれません。
Twitterでの声
未経験のエンジニアだったら、オリジナルアプリつくって、学習記録とか、忘備録とかqiita記事とか書いてツイッターで発信して「未経験で雇ってくださる方いらっしゃったらぜひお声掛けを!」みたいな感じで固定ツイートにしつつエンジニア界隈をひたすらフォローするのが一番早いと思う。
— Dai (@never_be_a_pm) January 18, 2019
Wantedlyのプロフィールを充実させて、企業を探す
Wantedlyは、エージェント利用していない企業でも、アカウントを持っているので、普通では出回っていないような企業の案件が多数あります。
僕の友人はWantedlyに経歴を書いたら、企業からスカウトメールが届いて、無事に内定をもらっていました。
企業に直接応募する
もし気になる企業があって、スクールやエージェント経由で応募できない企業の場合は、自分で企業の採用サイトから直接応募しましょう。
エージェントに案件がない時点でなかなか受け付けてもらうことは難しいかもしれませんが、あとで後悔しないようにどんどん応募しましょう。
僕はプログラミングスクール経由で転職活動をしながら、自分で受験したい企業をリストアップして、スクール経由で受験できなそうな企業には自分からアプローチしていました。
スクールを活用することは非常に有効ですが、スクールだけに頼らずに、自分でも常にアンテナを張っておくことは重要です。
下記に、自分が就活していたときに作成していた企業リストを公開します。
もし気になる企業があったら応募してみましょう。
知り合いのエンジニアから企業を紹介してもらう
もし知り合いの方やメンターの方の知り合いで紹介してもらえる企業があれば遠慮なく紹介してもらいましょう。
僕の友人は、知り合いに紹介してもらい、エンジニアとして、未経験から内定をもらっていました。
結果はどうであれ、面接まで行けそうな手段は、どんどん活用していく、といった気概は大事です。